クリスマスイブ
久しぶりのしのぶっちがゆく!開催である。
説明しよう!しのぶっちがゆく!とは、オリンパスTGシリーズで水中写真をキレイに撮りたいスタッフ、
しのぶっちの水中写真技術向上の為の写真公開ブログである。
写真上手になりたい方は、ぜひともその1、その2、その3を見てね。
それでから今回のその4に入ってね。
前回までのことで、
1、カメラの構え方
2、フラッシュがあたる所まで近づいて撮る
3、半押ししたところの明るさで画像全体の明るさを決めてますよ
4、フラッシュは内臓フラッシュの調整が出来ますよ
というところを教えてきました。
その甲斐あり、写真技術が向上してきたように思う。
そんなしのぶっちの今日のテーマはずばり【顕微鏡モードでの撮り方を知ろう】である。
あと【露出補正したら?】である。
普段、魚を撮るときに使う水中マクロモード。
実に優れモノなのですが、あまりに被写体に近寄りすぎると、
ぼ、ぼける・・・
サンゴの中のハゼを可愛く撮りたい…
そんな方は多いと思う。ハゼかわいいからな。
しかし!遠くから撮ったらサンゴの中のハゼは見えないし、
近づきすぎるとこんな風にぼけてしまう。
いつもの様に水中マクロモードで撮ってるとピントがぼやける!
そんな時に活躍するのが顕微鏡モードなのだ。
なぜ近づきすぎるとぼけちゃうのか?
それは近づきすぎると、カメラ自体の性能的に、ピントが合わなくなっちゃうからなんだよ。
思いっきり近づいて撮りたい時は、顕微鏡モードに変えるんだ。
そしたらすごく近くに寄ってもピントが合うからなやってみ
うん!サンゴの奥にピント合ってるな!
でもハゼ写ってないやん。
わかる。これは良くあるやつやからな。
画面を覗いたらどこに被写体いるか分からなくなるやつな!
そんな時はな、きっと君のカメラは、ズームがかかってるんではないかい・・・?
そのズームを戻してみ。
ズームを戻して、目でハゼを見て。ちゃんと見て。
見た?そしたら、そんでそのハゼを今、指でさしてみ。
さした?これちゃんとやらんかったらサンゴの奥のハゼを撮るのはかなり至難やで。
ちゃんとやった?そしたら、そしてその指が映るように「ズームを戻したまま」カメラを構えてみ。
指は見えるやろ?指がさしてるところにカメラを持って行ってみ。
ほらハゼ見えるやろ?
ほら奥にハゼ見えるやろ?
そしたら、そこで初めてズームをかけるんや!
な?そうや!うまいぞ!多分この写真はおれが撮り方今のように見せながら撮ってたやつのような気がするけどな。
ちゃんとハゼにピント合いつつ、そこまで寄ってるから、フラッシュも当たるやろ。
多少影ができるのは仕方ないぞ。
このようにサンゴの奥にいる生物に完全にフラッシュをあてるのは難しいぞ。
難しいし、できないこともある。人生と一緒やな。
できる事とできない事を知る事も大事なこと。
めちゃくちゃ逃げる魚や亀を追いかけて撮る、とかな。
それはもう撮れないんや。逃げない様に撮る、というのも大事な事だけど、
そもそもが「この被写体が撮れるのか?」という判断をするのも大事な事。
だからこそ、撮れるシチュエーションでの出会いに感謝するわけだし。
ちょっと話が脱線したけれど、
どうしても暗いなぁーーと気になったときは、
露出を挙げてみよう。
露出の上げ方は簡単や。
十字キーの上ボタン押したら、今、上の写真で黄色くなってる「0.0」になってる数字があるやろ。
これが露出な。写真の明るさ補正を、今は何もしてないですよってことやから0.0や。
その数字を十字キーで動かして明るさを決めるんや。
それをこのように下げれば写真全体を暗く映すし、
逆に露出を上げれば写真全体を明るく映すからな、
どうしても暗くなっちゃうなぁ・・・というときは、露出を補正するというのも覚えておくんや。
リングライトを使うという手もあるけどな、
基本的に装備がなくても知識と技術である程度は撮れるからな、
頑張って撮ってくれよなメリークリスマス!
ふるた