素晴らしいコンディションだ。
天気よし、透明度よし、ファンゲストなしー
ふふ、コンディションが良い日にゲストが少ないのはいつものことさ…
いや、もちろん、良い日もあるんだけど、
コンディションが良い日にゲストが居ないと、そう感じるという事ですね。
マーフィーの法則。
今日はシュノーケルゲストが、絶好の透明度の中、見てきました。
とても喜んでいて微笑ましかった。
私は、スタッフなおのガイドトレーニング。来年にはナオもガイドデビュー出来る事でしょう。
ナオファンの方、お楽しみに。
今日は海の中で良く観察できる、3つの共生のパターンについて紹介しようと思います。
海の中は、ああきれい!と楽しむ中で、いろんな生物の暮らしを観察することもとても楽しいのです。
3つの共生、一つ目【相利共生】
お互いに、利益がある共生の形です。水中世界で最も良く見かける共生。
キンギョハナダイを掃除しているホンソメワケベラです。
キンギョハナダイは、体についたゴミを取ってもらえ、ホンソメワケベラはゴミを食べる。
お互いに得しているので、お互い利益があるってことで、相利共生といいます。
クリーニングは、魚同士の共生だけではなく、この様にエビが魚を掃除するパターンもあります。
アカシマシラヒゲエビがクロホシイシモチの口の中を掃除してあげています。
これはハゼの家からエビが出てくるシーン。
これも相利共生です。
エビは家をつくり、家をつくる間、外敵が来たら食べられてしまうので、
ハゼは見張りをし、エビに外敵が来た時に警戒サインを送り、お互い協力し合って一つの家に暮らしています。
次の共生の仕方は、【片利共生】
片方は利益があり、片方は利益がない共生の仕方です。
良く見かけるクマノミの仲間も、片利共生です。
クマノミはイソギンチャクのおかげで身を隠せますが、イソギンチャクは単体でも生きていける。
エビや魚が、海藻やサンゴに暮らしているのも片利共生といえます。
最後の共生の仕方は、片方は利益があり、片方は損をしている形。
【寄生】です。
アマミスズメダイに無数の寄生虫がついているのが分かります。
こうならない為に、日々魚たちはクリーニングをしているんです。
寄生虫がついている魚は、しばらくは同じ場所に居ますが、時間が経つと居なくなってしまいます。
動きも、寄生虫がない個体よりも遅くなっているのが観察しているとわかります。
この3つの共生は、どのダイビングポイントに潜っても観察できます。
生態観察の楽しさ、始めてみませんか。
リクエストお待ちしてますぜ!
ふるた
★世界トップのガイド会所属★
ネバーランド古田直基24日更新中★
ガイド会【世界の海ブログ】もご覧ください。
今回のテーマは・・・「〇〇ちゃんと〇〇くん」
★本日の奄美大島★
天気…晴れ
最高気温…25℃
最低気温…22℃
海中水温…24℃
透明度…・・・25m
オススメスーツ…5mm+フードベストorドライ