コブシメの話

 

 

 

 

翻弄されています。

 

もちろんあのウイルスの件です。

 

翻弄されまくっています。

 

予約がキャンセルになったり、逆に、海外旅行を国内旅行に変えたゲストで直前予約が増えたり、

 

そしたら直前キャンセルになったり。

 

 

 

もう、翻弄されまくっています。

 

だけど。

 

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海の中の生物には、そんな事は関係なく、日々潜っていると、哲学的な気持ちにさえなります。

 

コブシメの産卵行動です。

 

ずーーーーーーっと観察し続ける、イカハラスメント的なダイビングを好んで行っている近頃。

 

 

 

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♀を取り合う、♂の争いには目もくれず、産卵に向かう。

 

産卵というのは、それだけ大変な仕事だという事です。

 

人間の女性が凄すぎるんです。

 

お腹の中で育て、産み、産んだ後も育て、、

 

コブシメの場合は、産卵が終わると力尽きてしまいます。

 

それだけ産卵行動というのは、大きなエネルギーを必要とするという事。

 

オスのケンカに構っている暇はないのです。

 

・・・あ、わたし、今、ちょっと女性の好感度を上げに行っています。

 

 

 

 

 

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もちろん♂は♂で大変です。

 

上の写真の手前の個体に注目ください。

 

体の半分、色が違うでしょう。これは手前に♂が居て、奥に♀が居る為、

 

威嚇色を♀に見せない為の技術なのです。

 

「気遣いはせず、心遣いをしなさい」と言われた中学生の時の担任のセリフを思い出します。

 

・・・なんの話だ。

 

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あと少しの間、コブシメシーズンは続きます。

 

 

 

★世界トップのガイド会所属★

 

 

 

ネバーランド古田直基24日更新中★

 

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今回のテーマは・・・「コブシメの産卵、求愛、交接

 

 

 

★本日の奄美大島★

 

天気…晴れ

 

最高気温…23℃

 

最低気温…17℃

 

海中水温…20℃

 

透明度…・・・20m

 

オススメスーツ…5mm+フードベストorドライ